エッヂな生活(仮)

RINRIN倶楽部へ

Palm天国へ

ヴァイザーな生活(仮)(途中打ち切り)へ

 HandSpring社が世に送り出す「超薄スタイリッシュPDA(笑)」Visor Edge。購入から活用まで、どうするどうなる?!


APROACH.1 エッヂとは何ぞや (2001.04.10)
APROACH.2 エッヂこそPalmの本流(?) (2001.05.26)


エッヂとは何ぞや

 思ったより早くの発売でした。4/6、新CLIE発売の前日でした。全3色ですが、メタリックブルーのみ、5月発売です。定価は、44800円。隣の新CLIEが 49800円で売られているのを見ると、かなり強気な価格設定です。でもでも、気に入ってしまえば、値段なんかどーでもよいですよね!
 とまぁ、既に盲目状態なのですが、気に入ってしまったものは仕方がない。色はメタリックシルバーを選択。本当はメタリックレッドにしようと思っていたのですが、仕事で使う事を考え、銀にしました。というのは建前で、この銀、思ったより良いです。アルミの質感というのが良く出ている感じです。チタンだったらなぁ、という思いもありますが、これはこれで良いのです。33クロックCPUを載せてるだけあって、動作は速いです。液晶も、Deluxeと比べて緑が薄くなっていて、見やすくなっています。PalmV系を持っていないのでアレなんですが、Deluxeから比べれば、かなりの薄さです。フリップカバーが本体と同じ質感なのも良い。外付けのスタイラスは変わっていて良い。ボタン類(電源除く)も金属で良い。
 良いはこれくらいにして、悪いところも。フリップカバーのヒンジ部がかなり安っぽい。モロ、プラスチックといった感じ。せっかくの高級感が台無しです。変わっていて良いと言ったスタイラスですが、外し難くハメ難い。更に、リセットピンとかは省かれています。本体は、すべてがアルミで覆われているわけではなく、プラスチック(粘りのあるABS樹脂みたいなの)をアルミでサンドイッチにした形状となっています。これはこれでアレですが、全体をアルミで覆ってほしかったような気がします。電源ボタンは右に移動している上、かなり押し難いです。爪で押し込まないと操作できません。フリップカバーは、360度は開かず、後ろへ回せません。あと、コネクタの形状が変わったので、従来の周辺機器、およびクレードルは使えません。実はこれ、一番痛いです。私、会社用にシリアルクレードルを別購入していたのですが、只のゴミと化しました。また、クレードルは新形状となりましたが、かなり立て難いです。
 巷で悪いと言われている部分ですが、私には気にならない部分も多々あります。赤外線窓ですが、Visorの伝統に乗っ取り、横についています。Edgeの場合、さらに下、丁度手で隠れるとこに付いています。名詞交換し辛いこと請け合いです。でも、私は名詞交換しませんので、関係ないです。NM502iとかも持っていませんし、赤外線HotSyncもやりません。なので、赤外線窓の位置など、どーでもよいです。OS格納部がマスクROM。これも関係ありません。OSのアップデイトなんてやらないだろうし、次バージョンが出れば、素直に買い換えます。そのころには、更に魅力的なデバイスが登場するでしょうしね。今更モノクロ、という意見もあります。でも、スケジュール管理をメインとした使い方では、カラーは必要ありません。ブッキングした部分が赤く表示されても、な〜んも嬉しいことないしね。携帯は早々とカラー化した割には、なぜか、Palmのカラー化には否定的です。スプリングモジュールのアダプタですが、これは正解だと思います。私の所有するのは、バックアップモジュールのみです。なので、たま〜に、付けるだけです。ということで、欠点を欠点として認識しないですみます。

TOP▲


エッヂこそPalmの本流(?)

 用途を限定した場合、VisorEdgeはかなり魅力的なデバイスになり得ると思う。薄さと軽さ、液晶の見やすさに動作の速さ、それにこのデザイン。一言で言えば「バランスのよさ」であり、それが高レベルで実現されていると思う。ただ、CLIEやm50xシリーズと比べた場合、これといった魅力がないことも事実。売り上げにも、このことがよく表れている。
 「用途を限定した場合」とはどういうことか。音楽も聞かない、カラーもいらない、外部ストレージなんか持っていないし必要もない。メールチェックなんかしないし、もちろんWebも見ない。とにかく、スケジュールとアドレス管理ができればいい。こういう場合なら、VisorEdgeが最高である。って、この場合なら、何でもよい気がする。m10xでもね。結局、デザインなのかなぁ...
 それでも、現時点においては、最もPalmらしいデバイスだと言いたい。操作性はシンプルだし、軽快だし。スプリングボードというのもあるが、VisorEdgeにおいては、無いに等しいと思う。かつてのPalmPilotの軽快さそのままに、携帯性を向上させたモノ。特徴がないのが特徴。そして「持つヨロコビ」を感じさせるデザイン。PalmPilotには、この「持つヨロコビ」が確かにあった。そのころを思い出させてくれた、といったら大袈裟かもしれないが、そのような感じを抱いたことは確かだ。多様化していく他のPalmデバイスを後目に、VisorEdgeとは当分つきあっていこうかと思う。

TOP▲


ヴァイザーな生活(仮)(途中打ち切り)へ

Palm天国へ

RINRIN倶楽部へ