2004走り納め・林道ツー

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日時:2004年12月25日 出発9:00 帰宅20:00
天気:晴ときどき曇
走行距離:197Km

コース:[自宅]〜R14〜R16〜県道24〜R297〜杉戸林道〜杉戸林道第二支線(ピストン)〜杉戸林道第六支線(ピストン)〜県道177〜県道82〜R128〜県道181〜県道34〜袖ノ木林道〜支線(香木原ゴルフ場ルート)〜県道24〜R465〜戸面蔵玉林道〜大福山林道〜月崎大久保林道〜県道172〜県道160〜R410〜県道24〜R16〜[オートスタッフ末広]〜R14〜[自宅]


 いよいよ、2004年が終わろうとしています。今年は、TRからXRへチェンジしました。このXR、色々な世界を見せていただきましたし、これからも見せてくれるでしょう。買ってよかったなぁ。というわけでもないのですが、走り納めに、いつもの房総林道へ行ってきました。走るの夢中で、途中にアクシデントがあったこともあり、写真少ないです。

 いつものメンツといつものセブンイレブンに9:30集合。どこ行くか迷いましたが、前々から気になっていた香木原ゴルフ場ルートに行ってみようということになりました。11月ごろ偵察に行ったのですが、そのときは倒木で通行不可能でした。今なら、ケモケモ隊の土木作業にて通行可になっているのではないかと、淡い期待を背負った他力本願です。いきなり目指してもよかったのですが、たまにはということで、大多喜方面へ行ってみます。
 R297にて、ひたすら大多喜を目指します。市原市内は渋滞で思うように進めず、意外と時間をとられてしまいました。9:30集合ということもあり、大多喜のセブンイレブンには11:00到着。当初の思惑は、荒木根ダム周辺を探索してから、杉戸林道経由で鴨川に出て、香木原ゴルフ場ルートにアタックでした。が、時間がないので、いきなり杉戸林道inします。R297側入り口より、チェーンゲートは魔法の呪文でくぐり抜け、本線を突き進みます。おや、いつもは多少ガレ気味の上りですが、今日はきれいに整備されています。第五支線分岐は本線へ。しばらく進むと、伐採した木が整然と並べられています。ここは、林業用の林道なんですね。今気付きました。道が整備されていたことも納得。
 最近は晴れが続いていたのにも関わらず、所々に水たまりが。この林道は崖沿いを走ることもあって、転倒=転落、という恐怖があります。ヘタに水たまりを避けて転落、となるよりは濡れるほうがマシ。そのうち開き直り、バシャバシャと水たまりに突っ込んで行きます。そうこうしているうちに、第二支線分岐です。廃道化しているとのウワサですが、とりあえず行ってみます。分岐直後は草ボウボウで廃道のようでしたが、そのうちマトモな道になります。道幅は若干狭いですが、路面は思ったより悪くありません。季節柄、落ち葉が多いので、その下の路面状況がつかみづらいというのはありますが、なかなか快適に走れます。が、だんだん石がゴロゴロ、木の枝が張り出し、通行困難になってきました。と、これ以上はダメでしょう。

この先、徒歩で少し進んでみましたが、道らしきものはありました。ただ、道に木が生え放題になってしまっています。放棄されてからが長いような気がします。なお、その先は下っており、谷の底へ続いているような感じでした。
 引き返し、本線に合流します。相変わらず、水たまりの多い路面状況。慎重に進んでゆくと、第六支線分岐に到着。ここも、支線を進んでみます。途中、軽トラが止まっていました。何をしているんだろう...?しばらくすると終点の広場に到着。ここにも軽トラが止まっていました。この支線、軽トラが入っていることからも分かるように、フラットで走りやすいです。これも引き返し、本線に合流。さらに進むと、赤羽根集落への分岐点に到着です。ここで小休止。どちらに行こうか迷いましたが、県道177方面に進むことにします。時間はちょうど12:00。少し上り、あとは下って県道177に合流です。

 県道177から県道82を通りR128に合流、海に出ます。安房小湊のラーメン屋で昼食。その後、袖ノ木線を目指します。R128から県道181へ、あらあら...バイパスからは県道181へは入れないのですね。Uターンし、県道181。県道34に突き当たったら右折、清掃センター看板を右折します。民家を抜け、清掃センターへ到着。その裏が、袖ノ木線です。前回と同様、工事中の看板はありますがゲートはありません。しばらくダートを進み、分岐を右折。なぜか、前回より路面状況が良くなっています。と、堰の天端にあたることろにショベルカーが停車中です。しかも、上部をひねっているので、両脇が通れない状態です。堰の中は工事中で、関係者の人たちが大勢います。どうしようなぁと考えていると、ショベルカーの向こうから狩猟の人が...ショットガンを片手に犬を連れています。「今何時だぁ」「1時半です」「バイクなら通れるぞ」「そうなんですか」「ゴルフ場に出るよ」。通れると聞いたからには行くしかありません。まずはショベルカーです。堰じゃない側を二人がかりで押すことにしました。まずは、軽量なセローでチャレンジです。堰じゃない側といっても、崖には変わりありません。一人が押し、一人が崖側で支える形でチャレンジ。あっ、足場が崩れたっ、と思った瞬間、セローが逆さまに...完全に落ちなかったのは幸いでした。なんとか足場を確保し、フルパワーでセローを起こします。続いてXR、すんなりと通過。写真は撮ってませんでしたが、今思うと無謀だったような気がする。が、まぁ進みます。この先も整備されていますが、目的の道は右にそれるように存在し、もちろん整備なしの廃道状態です。しばらくすると、倒木の箇所です。

何ヶ所か切った後があります。やはり、ケモケモ隊が来たのでしょう。このままでも通れないことはないのですが、1ヶ所だけMyノコギリで切断。だって、使ってみたかったんだもん。180度カーブを曲がり、上りへ。さぁ、アタックです。路面は醜いほどの落石です。右側は当然崖。ラインどりに気を遣いながら、どんどん進みます。いい加減進んだところででしょうか、山側か谷側か、ラインどりに迷う箇所がありました。とっさに谷側へ。と、その瞬間、フロントがとられて谷に真っ逆さま...だったのですが、運良く、木の切り株があり、そこに転ぶ形で止まりました。しかし、左手がハンドルと切り株に挟まれ、左足はバイクと路面に挟まれ、身動きがとれない状態になってしまいました。バイクは谷側に傾いているので、ガソリンもこぼれてきました。必至に助けを求め、なんとか復活。バイクのダメージはありませんでしたが、挟まれた左手が痺れ、力が入らない状態になってしまいました。しばらく休憩。痛みはひかないのですが、そうも言ってられませんので出発です。痛みで半クラがうまくいかず、たびたびエンスト。それよりも、心のダメージが大きいらしく、谷側へ行けません。落石のために谷側へ進路をとる場面でも、ビビってしまっていて山側へ行き、石に衝突といったマヌケなことばかりです。また、転倒の恐怖心からか、二輪+二足走法という醜態を演じてしまいました。まぁ、そんな感じで進んで行くと素堀トンネルが登場。このトンネル、いかにも岩盤をくり抜いた感じで、ものすごく短いのが印象的でした。写真撮っておけばよかった。そして、第一の難関が登場です。

のこぎりでは到底切れなそうな大木が倒れていました。しかも2カ所。立ったままでは通過不可能な隙間しかありません。ので、バイクを倒し、引きずるようにして通過。手前の木のほうが狭く、後ろの木は若干広いです。広いといっても立ったままではダメです。後ろは二人ががりで可能な限り倒したら通過できました。おかげで、冬だというのに汗だくです。
 しばらくの休憩後、先を進むことにします。「坂畑線から変形十字路への近道」のような感じの道です。違うのは、落石が多いことです。どうもラインどりがヘタのようで、前輪で落石をヒットしてしまい、バランスを崩すことが多いです。さっきも、それで転倒しましたし。いい加減進むと、第二の難関です。大きな落石で道半分(谷側)が塞がれています。山側は多少の段差があります。この段差、普通だったら大したことないのですが、例の粘土質の岩なのです。案の定、スリップして上れません。二人がかりセローは通過。XRは勢いをつけて突っ込んでみました。が、山側に行き過ぎたのか、まくれ上がってしまい、大転倒。ブレーキレバーのストッパー部分を破損してしまいました。おまけに、投げ出された本人は、あわや谷に転落でした。予備のレバーを持っていましたが、とりあえず、自分で戻せばブレーキできる状態でしたので、このまま進むこととします。下りはじめ、谷も浅くなってきました。天然一本橋のような箇所も出てきたのですが、さっきまでの緊張感はありません。終点は近い!

ついに来ました、香木原ゴルフ場。ウワサ通り、チェーンがかけられています。怖々とチェーンゲートの脇を抜け、すぐ右の広場で停車しました。ゴルフ場の軽トラが頻繁に通りますが、特に怒られる気配はありません。安心して休憩です。
 汗びっしょりです。Tシャツ1枚になると、逆に寒いです。なんか、風邪ひきそうな予感...予備のブレーキレバーに交換します。車載工具使うの初めてですが、いろいろ入っているんですね。ナックルガードも割れたり、ヒビ入ったりですが、とりあえず使い続けられそうです。その他もダメージは皆無でした。さすがオフ車!。
 この後、もう一本、横尾林道あたりに行こうと思っていましたが、現時点で3:00。5:00には日が暮れるこの季節、もう帰路につくことにしました。左手も痛いし。ただ、真っ直ぐ帰るのは寂しいので、林道を継いで行くことにします。香木原ゴルフ場内の道路をそそくさと抜け、鴨川有料に出ます。ここから亀山ダムを経由し、戸面蔵玉林道へ。大福山林道に入り、多少のダートを走ります。展望台脇を抜け、月崎大久保林道へ。ここでもダートを走ります。月崎駅から、ちょっと趣向を変えて、素堀トンネルの連続する道で飯給方面に向かい、県道160からR410へ。あとはいつもの帰り道です。途中、ドライバースタンドの市原店に寄り、ブレーキレバーを購入しました。あとは、オートスタッフ末広に顔を出し、家に帰りました。

 とまぁ、小波乱の走り納めでした。ふと思ったのが、まだまだ未熟だなぁということ。ちょっとばかり林道を満足に走れるようになったと思ってましたが、まだまだだな。基本というか、基礎がまだだな。まずは、自分のバイクを思う通りに操れることでしょうか。安全に楽しく、来年も乗り続けてゆきましょう!


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