房総・こんなはずじゃなかったのに・林道ツー

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日時:2004年9月11日 出発7:30 帰宅19:30
天気:曇のち晴
走行距離:200Kmくらい

コース:[自宅]〜R14〜R16〜県道24〜県道160〜万田野林道〜県道32〜県道172〜月崎大久保林道〜大地蔵林道(ピストン)〜牛堀林道〜名無し線(途中で引き返し)〜根向林道〜朝生原林道〜加茂林道(ピストン)〜女ケ倉林道〜大福山林道〜坂畑林道〜R465〜[上総亀山駅]〜R465〜坂畑・怒田ルート(素堀トンネル方面)〜[ツルツル坂]〜怒田福野林道〜[久留里城]〜県道32〜R410〜県道24〜R465〜[黒滝]〜R465〜県道24〜香木原林道〜淵ヶ沢奥米林道〜[三島湖]〜R465〜船塚・宇藤原ルート(途中で引き返し)〜R465〜県道92〜県道93〜小櫃川広域農道〜県道145〜R410〜県道24〜R16〜[ドライバースタンド]〜R16〜[オートスタッフ末広]〜R14〜[自宅]


 夏も過ぎ、そろそろ林道ツーの季節です。そう、アタック(ケモケモ隊のみなさんがやる本格的なアタックではない)の季節です。今日は、アタックポイントの「下見」ということで、つい先日購入したハンディGPSと、いつものセロー氏と房総へ出かけました。あくまで「下見」ということで、セロー氏は、ダートラ仕様CRMで登場です。

 8:00にいつものセブンイレブンに集合。注文したナックルガードが金曜日に届いていたため、朝の出る前に付けようと思った。が、昨日は飲み会で終電帰りだったため、7:00過ぎに起床。付けてたら間に合わないので、そのまま出発。同じく、注文したガエルネのブーツも届いていたが、箱から出して...なんてヒマなかったので、いつもの登山靴で。
 県道で姉崎から久留里方面へ、三田のセブンイレブンで買い出し、といつものパターン。万田野林道から月崎駅へ行き、月崎大久保林道へ入るのは最近のパターン。月崎大久保林道の途中、前回から気になっていた大地蔵林道へ入ってみました。細く急な下り坂から始まります。しばらく行くと草ボウボウ。それでも道は続いていますが、すぐに終点。

この先、木がまばらに生えた山の下り斜面になっています。2万5千分1地図によると、根向林道あたりにつながっていることになってますが、どう見てもつながってません。徒歩でもキツい感じなので、バイクでなんてとんでもないですね。
 月崎大久保林道に戻り、展望台とは逆方面に曲がり、しばらく行って牛堀林道に入ります。狭い路面を下り、奇岩に突き当たったら、左に行きます。前回も行ったところです。道はあるが、草ボウボウでとても進めない箇所です。これ実は、2万5千分1地図によると、月崎大久保林道と合流しているようです。そういや、美術館近くに登山道があります。これでしょうか。と、今日は前回ほど草がありません。先に進みます。多少ヌタヌタですが、進めないほどではありません。しばらくすると、沢が横切ります。ただ、水は流れていないので、ここを進むと、また道に出ます。しばらく行ったところで、連れがギブアップ。K180では、ここまでです。というか、D605の私もスタックしたんですが。ま、次回のお楽しみということで、引き返します。
 根向林道から朝生原林道へ、途中、加茂林道に寄り道。駐車場風の広場の先はハイキングコースになっています。行けないこともないのですが、さすがに...ね。冬の非ハイキングシーズンにでも行っちゃいましょうか。女ケ倉林道から大福山林道へ、そこから坂畑林道を下ります。GPSの電池が無くなりかけていたので、休憩がてら、上総亀山駅へ。ここの売店で電池を購入しようとしましたが、単4は無かった(というか、売店のおばちゃんは単4の存在を知らないらしい)です。さ、引き返し、坂畑・怒田ルートへ向かいます。

 ささ、やってきました坂畑・怒田ルート入り口の変形十字路。今回は、左の素堀トンネルを抜けてみます。Webの情報によると、比較的楽なルートとのこと。ま、「下見」だし、ヤバそうだったら引き返せばいいや。とまぁ、このときは楽観的な考えでしたね。
 素堀トンネルを2本ほど抜けると、民家が現れます。その左、道は続いています。畑を抜けるような道ですが、先は続いています。狭い崖沿いの道を進むと、T字路に突き当たります。ここで突然連れが、「オレ、ここ来たことあるわ」。なんでも、T字路右から左へ抜けたようです。そのときの状況は「よく覚えていない」が「結構、苦労した」とのことです。う〜ん、どうしましょうか。引き返すなら、ここですが、せっかく来たんだし。とりあえず、行けるとこまで行きましょうと、右側のルートへ出発です。両側が崖というポイントもあり、結構緊張しながら走っていると、長い上りに入ります。途中まで行ったところ、進まなくなってしまいます。なんというか、タイヤがなんの抵抗もなく空回りしているのです。押して脱出しようと、バイクから降りると、あらあら、滑って転んでしまいました。粘土質の路面が、延々と上っています。ま、まさか...これが噂の「ツルツル坂」か?!助けを借り、なんとか登頂。連れのCRMなどはK180を履いているため、全然上れない、と思いきや、腕の差でしょうか、スルスルと上ってしまいました。先へ進むと、畑が現れ、耕耘機がいました。な〜んだ、この先は耕耘機が入ってこられる道なのか。ちょっと安心しました。が、それが間違いだと、すぐに気が付きます。深い轍あり、倒木あり、おまけにツルツル坂パート2(こちらがホントのツルツル坂?)です。道を間違えたか...もう引き返せません。
 本日最大のヤマ場でした。昨日の雨のためか、ホント、まったく進めないのです。2カ所ほど、深い轍があり、ここは押そうが引っ張ろうが、全然ダメ。足場も滑るため、押すのにも力が入らない。数回転び、なんとか上に押し上げました。その先、道路に合流しました。上から見ると、こんな感じです。だいぶ、掘り返してしまいました。

あわれ、もげたミラーと折れたレバーby私のXR。と、おまけの登頂記念。連れの顔は伏せています。

 気が付けば、12時を大きくまわり、かなり腹が減ってました。合流した道のどちらに行こうか迷いましたが、左の上りへ。なんとなく、久留里城方面かなと思ったもので。ちなみにGPSは、ツルツル坂手前あたりで電池切れになってました。というか、GPSがあっても、使いこなせてないからダメなんですけどね。しばらく上ると、下りに入ります。道に合流しました。と、今着た道の林道標識がありましたが、文字が消えてて見えませんでした。(後で確認したのですが「怒田福野線」でした)

「怒田名所 北向地蔵尊」とあります。そっち方面から降りてきたことになります。合流した道を左に曲がり、さらに下るとまた道に合流。ここで久留里城の案内が。これに従い、久留里城へ行きます。
 程なく、久留里城址の駐車場へ。ここの食堂で遅めの昼食です。先ほどの運動のため、かなり腹ペコ。ざるそばと牛丼を食しました。ここ、結構美味しいです。

 さて、これからの予定を立てます。時間は2:00前、まだまだといったところです。我がXRはミラーとレバーが折れていますが、1本がけでブレーキはできる状態。ミラーは我慢。ということで、当初の予定だった(そうだったのか?)、亀山ダム近くの「黒滝」へ行ってみます。ツルツル坂を下るのが近道なんですが、そんな冗談も言えません...ので、素直にR410で行きます。途中、給油と、GPSの電池を購入します。
 折木沢あたりを右折、どんどん奥に入っていきます。途中からダートへ。川沿いを行くと、左手に加勢林道入り口がありますが、パス。しばらくすると、素堀トンネル手前で車両通行止めのゲートです。バイクを置き、徒歩でその先に進みます。トンネルを抜けると、右手に黒滝です。

木が邪魔して、良く見えません。落差はそれなりにありますが、まぁ、大したことありません。坊滝のときもそうでしたが、千葉の滝に期待しないほうがよいです。下は、黒滝の上流です。

この先は、東大演習林ということで、かなり強固なゲートにて立ち入り禁止です。清澄寺のほうまで続いているらしいです。

 少し寒くなってきました。メッシュジャケットにウィンドブレーカーを羽織ります。この次も滝。一旦R465に出、鴨川有料手前から香木原林道に入ります。って、いつもと同じじゃん。と、いつものコース脇に、川廻しの滝が存在するらしいのです。淵ヶ沢奥米との分岐から三島湖の間にです。ですが、あっちゃこっちゃ寄り道したのに、見つけることができませんでした。
 三島湖を抜け、その先の自動販売機前で休憩。そろそろ引き上げる時間ですが、最後にもう一カ所。ここで紹介された道なのですが、ものすごい荒れっぷりです。入り口だけでも見てみようかと、行ってみました。

...

いやぁ、なかなか雰囲気ありますなぁ。入ってみると、期待を裏切らない道であることが分かります。右手に山、左手に川。川が低い!落ちたら、多分サヨナラでしょう。岩ゴロゴロ、一部、ヤバいくらい道が狭い所も。川に落ちないよう、慎重に進みます。と、道が決壊し、進行不可能です。

いや、進行不可能ではなく、無理をすれば行ける感じです。この先も、

こんな感じで決壊しており、その先は、

こんな感じで行く手は阻まれます。無理をすれば行け...今日はここまでにしましょう。ちなみにこの道、どの地図を見ても車道として書かれています。宇藤原側には公民館があるらしいので、こちら側からなら、かなり入り込めるかもしれません。次回は、宇藤原側からの探索をしてみましょう。

 「下見」ということで大した装備もなく、連れにはダートラ用車両で来させてしまう始末。雨の後でなければ、アノ坂もあれほどではなかったのかもしれません。今回感じたのは、「行かない勇気」でしょうか。「行く勇気」ももちろん必要ですが、これも大事かなと思いました。あと、「ヤバくなったら引き返そう」という考えも無駄ですね。ヤバい場所まで行ってしまったということは、その途中で「引き返したくない場所」を何度も越えているはずで、「引き返すくらいなら先進もう」とかいう発想が芽生え、どんどん深みにハマってゆくのです。またこれも楽しみか...


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